囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(11)が29日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第30期竜星戦予選Bで荒木一成六段(42)を破った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止されていた公式戦再開後、3連勝とした。公式戦通算27勝17敗。

年齢差は31歳。持ち時間は各1時間。268手で白番6目半勝ちした仲邑は「序盤は少し悪いと思っていましたが、中盤右辺の黒石を取ったあたりから良くなったように思います」とコメント。荒木は「右辺で少し見損じがあり形勢が悪くなりました」と振り返った。