大阪府は31日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、同日をもって府民への自粛要請を求めていた「5人以上の飲み会」を解除することを決めた。

会議後、会見した吉村洋文知事(45)は「現在の感染状況を見ると、感染のピークは超えて抑えつつある。減少傾向にある」と分析。5人以上での飲み会自粛の解除について「5人という数字は賛否があったが、行動変容にもつながり、感染の減少にも寄与した」と話した。9月1日からは「5人以上」を緩和し「多人数で唾液が飛び交う飲み会」を控えるよう求める。

また8月6日から20日まで大阪市の繁華街・ミナミで飲食店などに時短営業や休業を要請していたことについて「ミナミでの陽性者は5分の1に減少している。府民、事業者、ミナミのみなさんに感謝したい」と一定の成果があったとした。

府内の新感染者数は、ピーク時には1日255人に上ったが、徐々に減少。最近は100人を下回る日も多く、31日は53人だった。