自民党総裁選に出馬表明している岸田文雄政調会長(63)が10日、ユーチューブなどでライブ配信「#生キッシーが全て答えます」を行った。事前にツイッターなどで質問を受け付け、約1時間半にわたり、回答した。

掲げる政策についてはもちろん、プライベートについての質問にも次々と答えた。

岸田氏はカラオケの十八番を聞かれると「私たちの世代はやっぱりサザン(オールスターズ)。よく歌うのは『涙のキッス』だね」と明かした後「涙のキッスもう一度 誰よりも愛してる」と、照れくさそうな表情を浮かべながらサビの一部をアカペラで披露。「やっぱりカラオケ行きたいよね」などと話した。

また「(ネットで自分の名前を検索し、評価などを確認する)エゴサーチすることはありますか」との質問には「時々、ちらっと見るけど。精神的にあまりよくないけど、ちらっとね。すごいよね。強烈に。うわーって感じで。時々見ると、ぼうぜん自失って感じで」と、苦笑いしながら告白した。

自民党都連と緊張関係が続いている小池百合子都知事とうまくやる自信はあるかとの質問には、思い出を盛り込みながら答えた。

「自民党が野党だった時、私が国対委員長で、予算委員会の理事が石破茂さん、次席が小池百合子さんだった。最強の予算委員会理事を組んでもらって。毎日、私は国対委員長としてああやってくれ、こうやってくれと言って、作戦会議をしました。そういったご縁がありました。あの時の野党・自民党の役員だった人間で、ずっと同窓会、OB会をずっと続けています。野党で頑張ったメンバーでその飲み会はずっと続いています」とし、小池氏との関係に自信をのぞかせた。

来年に延期された東京五輪・パラリンピック開催については「絶対にやります。どんな立場になってもやります」と断言した。【近藤由美子】