石破茂元幹事長(63)は、議員票26、地方票42、計68票という厳しい結果で最下位だった。総会後「厳しい中これだけの支持をいただいた。足りないところは、私の努力不足です」と振り返った。

石破派は19人で、議員票の上積みはわずかだった。根強い人気を維持してきた地方票に活路を求めて足を延ばして支持を訴え、その地方で一定の存在感は示したが、菅氏とは大差。安倍氏と渡り合った12、18年の総裁選に比べても伸び悩んだ感も否めない。

総裁選は4度目。常に自分の信念を貫き、近年は結果的に安倍氏に挑戦してきた。今回も納得と共感、政治の信頼回復を掲げ、フルスペックの投票を主張し続けるなどして戦い、安倍継承の菅氏に敗れた。選挙後も「党員すべてに投票権があってほしかった。選挙の公正なルールはそういうもの」と強調した。

次の総裁選への意欲については「終わったばかりでまだ言えない」としたが、孤立を深める党内でどう支持を拡大していくかが、今後も課題だ。「議員1人が政策集団の決定に反するのはすごく難しいが、チャレンジしていかなければならない。主権者は国民。選挙できちんとした自民党になることを目指すしかない」などと言葉に力を込めた。今後の言動が注目される。【久保勇人】