シルバーウイーク初日となった19日、羽田空港は地方への旅行客で19日朝から混雑した。朝は国内線第2ターミナルの保安検査場やチェックインカウンターに長蛇の列ができ、午後も客足が途絶えなかった。

JALによると、19日の国内線予約は約8万人。前年比約7割だが、新型コロナウイルス感染拡大前の2月と同水準だという。ANAによると、19日の国内線予約は8万7000人で、2月28日以来、最も多かった。いずれも需要は少しずつ回復傾向にあるとみられる。

愛媛県の実家に帰省する妻と娘を見送りに来た横浜市の30代男性会社員は「お盆は混雑するし、動かない方がいいと思い、この時期にしました。結果的にどっちが良かったのかな」と、空港の混雑に驚いていた。【近藤由美子】