大阪府の吉村洋文知事(45)は19日、大阪府庁で取材に応じた。大阪市を廃止し、4特別区を設置する「大阪都構想」の是非を問う住民投票(11月1日投開票)について公明党の山口那津男代表(68)の「なっちゃん効果」を期待した。

住民投票の告示後初の日曜日となった18日、大阪維新の会代表代行の吉村氏は、大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長(56)、山口氏とともに合同で大阪市内3カ所で街頭演説。山口氏は「大阪のみなさん、こんにちは!なっちゃんです」とあいさつ。支持者からも「なっちゃーん」と声が上がった。公明党は前回15年の住民投票では都構想に反対。山口氏は今回、賛成に転じた理由を説明した。

吉村氏は「山口代表はまさに公明党の代表です。山口代表に賛成を明確に呼び掛けていただいた。とくに公明党の支持者のみなさんの理解をお願いするという意味では大きな効果がある」と話した。

今後の維新の街頭演説について「最後まで説明を尽くし、市民のみなさんのご理解を深めていただけるようにしたい」と述べた。