元秘書の30代男性を車内で殴ったとして、暴行罪で略式起訴された自民党の石崎徹衆院議員(36)が21日、野田聖子幹事長代行(60)と党本部で面会した。

面会後、石崎氏は取材に応じ「ご迷惑をかけて申し訳ございませんでしたと申し上げたところ、『しっかりしなさい』と大変しかられました」と明かした。離党届を提出するか聞かれると「進退を含めて今、考えているところです。できるだけ早く、考えをまとめ、しっかりとお伝えする機会を求めたい」と明言を避けた。野田氏から離党を勧められたかどうかは「そういうお話はございません」と否定した。

自身のブログで元秘書の男性に対し、共通の知人を通じて相当の示談金を支払い、示談の合意に至ったが、担当検事から示談の確認が取れていないとの報告があったとつづっている。石崎氏は「お支払いしたという事実がある。どこにお金がいったのか、そこについても調査をし、しかるべき対応を取っていきたい」と話した。

党は22日に党紀委員会を開き、対応を協議する。除名処分といった重い処分が出る可能性もあるが「委員会でどのような結論が下されるか分かりませんが、明日まで時間もある。熟慮を重ねて判断する」と話すなど、委員会前に離党届を提出する可能性に含みを持たせた。