年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、「3密」に決定した。トップ10は「愛の不時着」、「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」、「アベノマスク」、「アマビエ」、「オンライン○○」、「鬼滅(きめつ)の刃」、「GoTo キャンペーン」、「リモート」、「ソロキャンプ」、「フワちゃん」となった。

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▽受賞語 アベノマスク

▽受賞者ハートマスクプロジェクトを立ち上げ、病院、福祉施設に1万5000枚以上のマスクを寄付した特定非営利活動法人サラダボウルの皆さん

▽受賞理由 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が国内の全世帯に対し、2枚ずつ布マスクを配布したが“なかなか届かない”“サイズが小さい”という声も聞かれ、“アベノマスク”とも揶揄(やゆ)された。さらに、政府にとって誤算だったのが、配布したマスクの相次ぐ不具合。汚れや異物混入が見つかり、調達、検品、配送にも余分な費用がかかった。そんな中、「アベノマスクと当店のマスクを交換します」と呼び掛けた薬局や動画サイトにマスクのリメーク動画を投稿したファッションデザイナーの再生回数が80万回以上になるなど、アベノマスクは政府の想定とは異なる形で有効活用が広がったのだ。