はやぶさ2が地球圏外から気体状態の物質のサンプルを持ち帰るという世界初の快挙を達成した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、地球に持ち帰ったカプセル内から採取したガスサンプルが小惑星「りゅうぐう」のものであることを確認し、予想をはるかに上回る量の砂や粒子などの採取に成功したことを発表した。津田雄一プロジェクトマネジャーは「りゅうぐうで採取された砂が相当量入っているのが確認されました。さらにりゅうぐう由来の気体も。はやぶさ2はサンプルリターンミッションを完全完遂できた。私たちが夢にまでみた小惑星の砂、地球外の天体のサンプルが今、私たちの手元にある」と、興奮ぎみに喜びをかみしめていた。