残る任期が1カ月をきったドナルド・トランプ米大統領が、身内や側近らに恩赦などを連発している。

22日には計20人に恩赦・減刑を与え、23日も恩赦26人、減刑3人を発表した。周辺の人物らを優遇しており、批判が高まっている。米メディアによると、23日は、16年大統領選の自身のロシア疑惑にからみ実刑判決を受けた元選対本部長や長く顧問を務めた人物のほか、脱税などの罪で服役した娘婿クシュナー大統領上級顧問の父親らに恩赦を与えた。“駆け込み恩赦”をめぐっては、任期終了後の訴追の可能性を考え、トランプ氏が自分や家族らの予防的恩赦も検討しているとの報道もある。