東京都の小池百合子都知事は25日、都庁で年内最後の定例会見を開いた。

都は「年末年始コロナ特別警報」を出しており、帰省や外出を控えるよう呼びかけている。小池知事は「年末年始は誰にとっても特別な時期でありますが、外出を自粛していただきたい。今日はクリスマスですよね。忘年会、新年会などは来年、再来年の楽しみに取っておいていただきたい」と訴えた。

また、小池知事は20年を「コロナ、東京大会の延期、企業が厳しい、学校に行けない、本当に厳しい年でした」と振り返った。東京では5万人以上がコロナに感染し、600人近い方が亡くなった。「志村けんさん、岡本行夫さんはじめ、著名の方がコロナで亡くなられたことは、私たちにとって大きな衝撃でした。亡くなられた方々には心から哀悼の意を表したいと存じます」と悼んだ。その上で「年末年始は、来年の東京の姿を占う重要な局面になります。一丸となって感染を食い止めなければならない」と強調した。