前大統領のドナルド・トランプ氏は任期切れ直前の20日午前、大統領専用機エアフォース・ワンで別荘があるフロリダ州パームビーチに入った。米メディアによると、熱心な支持者らに迎えられ、根強い人気を物語った。この日は午前8時すぎにホワイトハウスを出た。

就任式は欠席したが、ジョー・バイデン氏によると、執務室には慣例に従いトランプ氏からの「とても寛大な手紙」があった。内容についてバイデン氏は「個人的なものなので、彼と話すまで言わない」とした。トランプ氏はワシントン近くの基地で開いた退任式典では「私は常にあなたたちのために闘う。我々は何らかの形で戻ってくる。すぐに再会しよう」と演説し政治活動の継続に意欲をみせた。今後はフロリダを拠点に活動するとみられる。ツイッターなどのアカウントが凍結されたため、独自のプラットフォーム構築について言及したこともある。