大阪府は8日、新型コロナウイルスに119人が感染したと発表した。1日平均の新規感染者数は1週間連続で300人を下回り、政府に緊急事態宣言の解除を要請するための独自基準を達成した。

吉村洋文知事は同日夕、大阪市役所で取材に応じ、「みなさんにご協力いただき、大きく感染が減少してきている」と述べた。9日に府の対策本部会議を開催し、専門家の意見を聞いた上で、解除を要請するか最終判断する。一方で解除のもう1つの基準「重症病床使用率が7日連続で60%未満」は、8日時点で64・8%。解除に慎重な意見もある。