東京五輪・パラリンピック組織委員会で混迷する会長後任人事に関し12日、街の人からは不満の声が上がった。

森喜朗氏から川淵三郎氏に密室で引き継ぎが行われようとしていたことについて、20代の公務員男性は「相談役に森さんを置いていたら、なんも変わっていない」と指摘。その上で、橋本聖子五輪相が会長の有力候補に挙がっていることについて「政府とは別の組織なのに、兼任は難しいと思う」と話した。また、20代の女性会社員は「女性が活躍できる場を改めて発信することが望ましい」。50代の男性会社員は「(後任を)何で森さんが決めるのかな。批判が止まらないのはなるべくしてなった」と語り、後任人事について「国民に人気があるサッカーの岡田(武史)監督とかに騒動を収めて欲しい」と渇望した。【沢田直人】