井山裕太棋聖(31)に河野臨九段(40)が挑戦する囲碁の第45期棋聖戦7番勝負第5局が5日、新潟県南魚沼市の「ryugon」で行われた。

4日からの2日制で打たれた対局は5日午後4時37分、152手までで井山が白番(後手)中押し勝ちして、シリーズ成績4勝1敗で防衛を果たすとともに9連覇と、単独での棋聖最長連覇を達成した。2位は第10期から8連覇の小林光一名誉棋聖(68)。

また、これで通算タイトル獲得数を63とした井山は名人、本因坊と合わせて大三冠を堅持。7大タイトル獲得数を50(内訳は棋聖9、名人7、本因坊9、王座6、天元8、碁聖6、十段5)とした。これはもちろん歴代1位(2位は趙治勲名誉名人の42、3位は小林光名誉棋聖の35)。