囲碁の最年少棋士、仲邑菫二段(12)が「プロ初優勝」を飾った。

24日、東京都江東区の東京イーストサイド「ホテル櫂会(かいえ)」で行われた「女流ティーンエージャー棋士トーナメント戦(非公式戦)」決勝で、上野梨紗初段(14)に白番(後手)6目半勝ちし、優勝賞金50万円を獲得した。この棋戦は、「SENKO CUP ワールド碁女流最強戦2021」のサイドイベント。若手女流棋士8人による勝ち抜き戦として行われた。

15日に二段昇段を決めたばかりで、4月から中学生となる仲邑は「昨日はぐっすり眠れて、今日は落ちついて打てました。中盤までは良いと思っていましたが、後半ミスが出てしまいました。まさか勝てると思っていなかったのでうれしいです」と笑顔を見せた。

準優勝で賞金20万円を獲得した上野は、「最後は残念でしたが2局勝てて良かったです。(決勝は)悔しかったというより、内容が良くなかったので残念です。(仲邑二段とは)女流棋戦の決勝で打てるように頑張りたいです」と話した。