立憲民主党の柚木道義氏は2日午前の衆院内閣委員会で、菅義偉首相に近い自民党の無派閥グループ「ガネーシャの会」の13人が、1日に首相官邸内で昼食会を行った問題を追及した。「まん延防止措置を菅首相が国民のみなさんにお願いをした同じ日に同じ場所で昼食を取る必要があったのか」と指摘した。

昼食会に菅首相は出席していないが、参加した坂井学官房副長官は「コロナの経済的な支援策など意見交換した。感染は十分に配慮した」などと反論した。記者の質問に「何が問題なのか」と、開き直ったとされる坂井氏は「事実とは違っている。何が問題なのか、とは言っていない。何が問題と考えますか、と尋ねた」と否定した。

厚労省職員23人が深夜までマスクなし飲食をした問題で、担当課長が事実上の更迭処分となったばかり。

柚木氏は国民への謝罪を重ねて求めたが、「配慮が足りなかった分は反省する」とした坂井氏に対し、柚木氏は「反省はするが、おわびはしない」と批判した。