田村憲久厚労相は22日午前の参院厚労委員会で、新型コロナウイルスのワクチン供給について、米ファイザー社、承認申請中の2社との契約内容について、しどろもどろとなり、大慌てで訂正する場面があった。

社民党の福島瑞穂党首から国内未承認の英アストラゼネカ社、米モデルナ社と契約について「審査が通らなかったら契約はどうなるのか」と質疑を受けた。

田村氏は「承認されなければ、基本的な契約というものは成り立たない。ただし、審査が通らなかった場合の条項が、若干あったかも分からない。それは、ちょっと確認させてください」と、承認審査をパスしなかった場合の契約事項について触れた。

その直後に「あっ、それも言えませんので、申し訳ありません。いずれにしましても、あの、あの…、契約の内容は言えないということです」と、しどろもどろとなった。

そして「危ない、危ない(笑い)、すみませんでした」と、思わず契約の機密部分をポロリと漏らしそうになった点を笑いながら、平謝りした。