福岡県で12日行われた聖火リレーで、最終走者のグループランナーにトーチキスをする“おいしいつなぎ役”としてお笑いトリオのロバート秋山竜次(42)がコミカルな動作でステージに登場した。走れないことで、スローモーションで疾走するパフォーマンスを披露して会場の笑いを誘発した。

「あたふたしているうちに終わっちゃいましたね。もっと満喫したかった」とやや残念そうな口ぶりだったが「雨が降って寒かったので火のありがたみを感じました。火、大好きなんですよ」とフィイヤーファンであることをアピール。「だって、ごちゃごちゃ言わずに水とか風ともと違って、たったひと文字で“ひ”だけ伝わるんですよ。あーオレ、火、好きだわ」と瞳をうるませた。

生まれ故郷で聖火を掲げられたことに関しては「めちゃくちゃうれしい。弟が徒歩2分のところでハンバーガーショップをやっていて楽屋代わりに使ってやりました」とテンション高めでまくし立て、最後は動画リポーターと一緒に「ひっ」と同時に叫んで目をむき出しにして締めた。

◆12日の聖火リレー 公道走行を断念した福岡県の2日目。関門海峡ミュージアム(北九州市)で92人が聖火を受け渡すトーチキスだけの点火セレモニーを行った。日本選手団の福井烈団長(63)や元プロ野球ソフトバンクエース野球解説者摂津正さん(38)らがトーチを掲げた。13日は山口県で約1カ月ぶりに本州に戻るが同様の点火セレモニー。山口市で俳優平岡祐太(36)04年アテネ五輪女子柔道78キロ金メダル獲得の園田(旧姓阿武)教子さん(44)らが聖火をつなぐ。14日に参加予定だったタレント西村知美(50)は辞退。新型コロナウイルスの感染拡大状況が理由。