新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は8日午前の参院厚生労働委員会で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックをめぐる感染リスクの提言を国際オリンピック委員会(IOC)に伝えることを明らかにした。「私はIOCに直接のコミュニケーションのチャンネルを持っていません」とした上で、「IOCにも日本の状況を知ってもらって、理解してもらうことが大事。どこに我々の考えを出すか考慮中ですけど、そこの出した人から、IOCにぜひ、我々のメッセージを伝えていただきたい」と語った。

提言する時期は、これまで通り、「20日前後にオリンピック委員会は重大な決断をすると理解している。それよりも前に」とした。