東京都の小池百合子知事は18日、都独自のワクチン大規模接種センター2カ所目となる「都庁北展望台ワクチン接種センター」で、1日目の様子を視察した。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会職員や、選手らと密接に関わる可能性が高い、競技の審判、フィットネスジムのトレーナー、理美容師らが主な対象。日本オリンピック委員会が米ファイザー社から無償提供を受けた3万8000人分(7万6000回分)のワクチンを活用し、7月末までに1人2回の接種が終了する予定だ。1日2000人から2500人の接種を見込んでいる。

組織委職員で選手村の居住棟運営に携わる伊豆原康平さんは「選手村の中でも対策はしてきたが、ワクチンを接種出来たことで、より安心して臨める。安心安全を第一に、陰ながら大会を盛り上げられるようにしたい」。ドーピング検査の運営を行う平井千貴さんも「待ち時間もなく、スムーズに接種出来ました。私たちが感染源とならないことに安心していますし、集団免疫の一助になれば良い」と1回目の接種を終えた。