東京都議選の選挙期間中の2日に運転免許停止中で人身事故を起こし、当選後に「都民ファーストの会」を除名となった東京都議の木下富美子氏(54)が、2日以前にも選挙期間中に車を運転していた目撃情報があることが6日、分かった。

都議選で木下氏と同じ板橋区に東京維新の会から出馬し落選した前田順一郎氏をはじめ、複数の人物から、運転する木下氏を目撃したとする情報がSNSにアップされた。

前田氏は自身のツイッターで「大事な点なので記載しておく。告示日直前の6月21日に志村坂上でご自身が街宣車を運転しているのを、私はハッキリと見た」と、先月21日に運転中の木下氏を目撃したことを明言。「私は自分の街宣車のマイクでご挨拶をしたが無視されたので、良く記憶している」と記した。

前田氏は、木下氏が「免許停止が2日までで、2日から運転できると勘違いしていた」との内容を話しているとの報道を引用。「もし6月22日から7月2日という期間の免停があるのであれば、その説明でも辻褄があうかもしれませんが、恐らくそんなに短い期間の免停というのはないと思います」と追記し「選挙結果をどうこう言うつもりはありません。でも私は当選された方に『正直に生きる人が報われる社会』を作ってほしいと心底願っています」とつづっている。

木下氏については、警視庁が道交法違反(無免許運転)の疑いなどで捜査している。