ソフトボール金メダル獲得から一夜明けた28日、21日の開幕戦などを行った福島・あづま球場がある福島市でも祝福ムードだった。JR福島駅の福島市観光案内所では、地元紙の号外や日本代表ユニホームなどを飾り、祝った。中・高時代にソフトボール部所属だった二瓶佐知子所長は「(北京五輪から)13年のブランクがあったので、4年に1度を目標にする気持ちと、いつやれるか分からない競技の気持ちは、全然違うと思う。その精神力に、応援したい気持ちも高まりました」。24年パリ五輪からは、再び競技から外れてしまうが「他のスポーツのように、テレビ放送があるような目標を持てる大会が出来てくれればいいなと思う。そうすれば、もっと競技人口は増えていくのでは」と願った。スポンサーのミズノ社との共同企画で、ユニホームやタオルなどのグッズも展示、販売している。「やはり、上野投手のタオルが一番売れていますね」。所員らも日本代表ユニホームを着用して接客している。

この日からは福島・あづま球場で野球が開幕し、侍ジャパンが巨人坂本勇人内野手のサヨナラ打でドミニカ共和国に勝利した。無観客開催は変わらないが「オリンピックの予定した状況とは違うけれど、来ていただいた方に福島の良さを伝えていき、最高のおもてなしをしたい。野球にも金メダルをとってほしいです」。福島で勢いをつけての「男女アベック金」に向けて、応援を続けていく。【鎌田直秀】