東京五輪で来日中に大阪府泉佐野市から失踪する騒動を起こし、帰国したウガンダ選手団の男子重量挙げ選手ジュリアス・セチトレコ(20)が2日までに、クラウドファンディングを始めた。24年パリ五輪を目指しており「競技を続け、ウガンダの人々にインスピレーションを与えたい」と支援を呼びかけた。

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ホストタウンの大阪府泉佐野市から失踪し、その後保護されたウガンダ選手団の男子重量挙げのジュリアス・セチトレコ(20)が2日までに、競技を続けるため海外サイトでクラウドファンディングを始めた。兼ねて日刊スポーツの取材に応じた際に23年パリ五輪を目指す意向を示していた。「トレーニングを継続し、ウガンダの人々にインスピレーションを与えたい」と支援を呼びかけている。

東京五輪出場がかなわなかったセチトレコは7月中旬に「生活が厳しい国には戻らない。日本で仕事をしたい」と置き手紙を残し、滞在先のホテルから逃走。名古屋を目指して4日間に渡り行方をくらませたが警察に保護され、その後帰国。母国に到着すると逮捕され一時釈放されるも、4日から再び収監されて取り調べが続く見通しとなっている。

セチトレコのクラウドファンディングは、以下のサイトで行われている。https://gogetfunding.com/standwithjulius/