石破茂元幹事長が15日、不出馬を正式表明し、5度目の出馬を断念した一方で河野氏を支持することを明言した。この日、石破派の臨時総会を開催し、休会中の1人を除き、田村憲久厚労相ら16人全員が出席。石破氏は不出馬に至った経緯を説明し、河野氏支持を表明した。その後の会見では河野氏について「改革の志が一致した。政治理念を共有した」などと語った。

だが、河野氏支持で派内をまとめることはできず、自主投票となった。派内には岸田氏を支持する意見もあり、すでに河野氏支持を表明している平将明氏は「特に河野さんへの支持でまとまるという話はでなかった」とした。

石破氏は、森友学園を巡る問題について「再調査の必要性」を訴えてきた。「再調査は必要ない」とする河野氏の主張との食い違う点について、説明を重ねたものの、最後まで再調査について明言を避けた。