野田聖子幹事長代行が、最後の最後で出馬を正式表明し、乱立選が確実となった。

16日午後5時30分から自民党本部で会見した野田氏は、支持する三原じゅん子厚労副大臣らが見守る中で「このたび、総裁選に必要な推薦人20人を整えていただき、総裁選挙に出馬させていただくことになりました」と前を見据えた。「他候補者の政策は大変素晴らしいものばかりですが、政治家として取り組んできている、小さき者、弱き者を奮い立たせるような政策を見つけ出すことができなかった」などと出馬理由を語った。

野田氏は、約2分で会見を打ち切り、質疑には応じなかった。「これから、しっかりと明日へ向けて準備をしたい。明日からの論戦で個別の政策については、みなさま方にご披露させていただきたいと思います」と、公示日となる17日から本格的な政策会見を行う。