発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=93)が7日、東京国際フォーラムで第35回世界天才会議を開催し、開会式でテープカットを行った。

中松氏は席上で、東京都議会に会派を持つ地域政党「都民ファーストの会」代表の荒木千陽都議(39)らが3日、次期衆院選での国政進出に向けて設立を発表した新党「ファーストの会」に先んじて、自身が2019年(平31)3月15日に「国民ファースト党」という名称を商標登録していることを明らかにした。その上で、都民ファーストの会が提唱する4つの大原則の中に「国民ファースト」を掲げながら、新党の名を「国民ファースト党」としないのは、その商標があるという実情からだと主張。同党と党名に関して、打ち合わせる予定だと明らかにした。

中松氏は「選挙も、いよいよ始まりますが、新しい党とか、いろいろなことが、うごめいているところであります」と口にした。その上で「恐らく、国民ファーストの会には、国民民主党も興味があると思います。党首とも話す予定になっておりますが、話しておりません。選挙に向けて、いろいろな動きになっていることをお知らせしたく思います」と、国民民主党とも打ち合わせる予定があるとも語った。

「国民ファースト党」を商標登録した理由について、中松氏は「私がやっていることは、いわゆる発明だけではなく、特許、商標、意匠、工業所有権法の仕事をしている。重要な知的財産…新しい言葉を私が作り出している。新党を作ろうという意図ではない」と説明した。