れいわ新選組の山本太郎代表(46)が8日、JR新宿駅南口で街頭演説を行い、衆院選(19日公示、31日投開票)に東京8区から出馬することを表明した。「いつになったら決めるんですか? と言われ続けてきました。東京8区になります。つまりは石原家のご子息のお膝元です。自民党が大逆風だった時も余裕で勝利した方です」。同選挙区は杉並区で、山本氏にとっては12年に衆院選初出馬した思い出深い選挙区でもある。当時も約6万票差で敗れた自民党の石原伸晃元幹事長(64)が8期連続で当選しているが「石原さんにリベンジしたい。そういう意味で8区。私に首を取らせていただきたい」とマイクを手に叫んだ。

山本氏は13年の参院選では東京選挙区で初当選した。14年には都知事選出馬も、落選。19年の参院選比例区、20年の都知事選にも立候補している。

前回17年の衆院選東京8区は、立憲民主党、共産党の候補者が計約9万9000票を獲得し、石原氏に約1000票差に迫った。今回、山本氏擁立での野党共闘となって一騎打ちとなれば対抗出来る可能性もあり、注目が集まりそうだ。【鎌田直秀】