徳島1区の自民前職の後藤田正純氏(52)が“身内バトル”の影響を受け、落選した。比例代表でも復活できなかった。無所属元職で医師の仁木博文氏(55)が当選した。

8期連続当選を狙った後藤田氏は「カミソリ後藤田」と言われた元副総理の後藤田正晴氏を大叔父に持ち、妻はかつて「お嫁さんにしたいナンバーワン」といわれた女優水野真紀(51)。知名度は抜群だったが、19年4月の徳島知事選、20年の市長選で自民党徳島県連と対立。衆院選前には県連が自民党本部に後藤田氏を公認しないように申請。党本部は公認したが、県連は「自主投票」を決定する異例の選挙戦だった。これまでの選挙では妻の水野は夫とともに街頭に立ったが、今回は街頭に立つことはなかった。