自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が29日、ツイッターを更新し、【総選挙の闇:新潟5区】と題して「今回の衆議院総選挙で、2~3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした。広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした。。。」と記した。

泉田氏は、10月31日に投開票された総選挙で新潟5区に出馬。選挙戦は自民党前職の泉田氏と野党統一候補の無所属新人米山隆一氏に加え、無所属新人の森民夫前長岡市長が出馬。泉田氏と森氏で自民党支持層の票が割れる保守分裂の構図となり、結果は米山氏が当選。泉田氏は比例北陸信越ブロックで復活当選していた。

泉田氏はさらに「【総選挙の闇:新潟5区】(続き)」と題して「選挙に際しての裏金要求はその公正さをゆがめ民主主義の根幹を崩します。高鳥県連会長に対応を求めたところ、相談するので証拠はあるのか聞かれ、YESと回答しました。しかし、返事は、『県連としては一切関わらないという結論になりました。』とのことでした。???」と投稿。新潟県連会長の高鳥修一衆院議員に対応を求めたことを明かした。

この泉田氏の投稿をめぐっては、野党統一候補だった米山氏も同日、ツイッターを更新し「こちら、私の方にお門違いな事をいって来られる方がいて非常に驚きますが、私は野党統一無所属候補として選挙戦を戦っております。新潟5区の自民党内の事情など、事実関係を知りようもありませんし、何の関係ありません。宜しくお願いします」と記した。