日本医師会の中川俊男会長は1日の会見で、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」について「最悪の場合、オミクロン株による第6波も想定しなければならない」と、警鐘を鳴らした。

欧州などで急拡大するオミクロン株は感染力や既存ワクチンの有効性など判明していない点はあるが、「現在、日本では感染は抑えてます。欧州の感染再拡大を対岸の火事、と思ってしまいがち。次の波が必ず来るんだ、と準備を怠らないように」などと指摘した。

また岸田文雄首相が水際対策の臨時措置として、入国制限などを実施したことに関しては「岸田総理は先手先手、早め早めの措置をされた。日本医師会は総理の決断を全面的に支持します」とした。中川氏は会見後、堀内詔子ワクチン担当相と、ワクチンの追加接種の円滑な実施へ向けた意見交換を行った。