16日夜に都内をジョギング中に転倒して肋骨(ろっこつ)骨折した前宮崎県知事の東国原英夫氏(64)が17日、骨折した当時の様子と現在の“痛み”について日刊スポーツの取材にこたえた。

17日午前、病院でレントゲン検査をして、左右12対あるうちの左側第7肋骨にひびが入ったことが明らかになったという。医師には全治2週間と告げられた。「肋骨は自然治癒しかないようで、深い深呼吸をしたり寝返りを打つと痛みが走る。動けないからストレスがたまる。これが笑うと痛いんですよ。アハハ、あー痛い、痛い」と東国原氏は苦痛に耐えながら笑いをこらえた。

テレビ朝日「TVタックル」の収録が終わって同局からジョギングしながら帰宅する途中でコケた。走り出してすぐの「六本木のど真ん中でした」と話し「大勢の歩行者がいらっしゃって、本当にぶざまにすっ転びました。あまりに劇的な転倒だったからなのか、周囲のみなさんは心配するよりもクスクス笑うばかり。こっちもとても痛かったけど無意味に『大丈夫です、大丈夫です』を繰り返していました。エヘヘ、あー、だから痛い、痛い」と転倒した“六本木の夜”を言葉で再現し、激痛にもんどりうった。

ジョギングしたコースは「もう何万回もなぞった場所。寒い夜だったからもしかしたら路面凍結していたところをピンポイントで踏んでしまったんじゃないかと思っている」と“事故原因”について自己推察し、現在冬季北京五輪で奮闘する日本代表と重ねて「金メダル候補と呼ばれたフィギュアースケートの羽生結弦さんが氷上の穴でジャンプを飛べず、スピードスケードでも新浜立也さんや小平奈緒さんもスタートでつまづいて順位を落とした。これは何かの縁なんでしょうか…慣れたことをするときは気をつけないといけないという教訓ですね」と話しながら、やっぱり「痛い、痛い」を連発していた。