秋篠宮ご夫妻の長女眞子さん(30)の夫、小室圭さん(30)が再挑戦するとみられる米ニューヨーク州の司法試験が現地時間22、23の両日、行われる。

弁護士資格取得を目指す小室さんは昨夏に初挑戦したが、10月の結婚後に不合格が判明。関係者に2月に再挑戦する意向を示していたという。現地の法律事務所で法務助手として働きながら、準備してきたとみられる。

同州の司法試験は毎年2月と7月に実施。昨夏はコロナ禍のためオンラインだったが、今回は州内4カ所の会場で行われる。小室さんの会場は不明だが、住まいに比較的近いところでは、マンハッタン北部にある有名な室内陸上競技場施設、アーモリー・トラック・アンド・フィールド・センターが会場になっている。

試験内容は以下で、計400点中266点を取れば合格する。

【1日目】▼午前9時半~午後0時半=Multistate Performance Test(MPT、記述式、2問)配点20%=80点▼午後2時~5時=Multistate Essay Exam(MEE、記述式、6問)配点30%=120点

【2日目】▼午前9時半~午後5時(午前午後とも3時間ずつ)=Multistate Bar Examination(MBE、選択式、200問)配点50%=200点

どんな内容なのか-やはり昨夏に受験し合格した村尾卓哉弁護士は「MPTは架空の州の架空の法律に基づき、解決策などを導く力が問われる。MEEは法律の知識、理解が問われ、正確な知識に基づいた論理的文章の記載が必要。選択式は憲法、民法、刑法など主要科目」と解説。「ネーティブでないと時間が足りない。MPTは20ページ近い問題文を読む。MEEではA4で1枚くらい。時間が足りず焦りました。選択式は1問1分48秒以内で解いていく計算。問題文が10行くらいのものもあり、常に時間との勝負」と振り返る。

日本の司法試験も合格している村尾氏は「日本の司法試験では、問われる論点を深掘りしていくイメージだが、ニューヨーク州司法試験は10科目以上の法分野を広くカバーし、問題に関連する論点をとにかく書き出していくイメージです。多くの日本人は、選択式で点数を稼ぐ対策をしていると思います」とも説明する。簡単に合格できる内容ではないようだ。

合格率は2月の方が7月より低い傾向があり、昨年も2月の全体の合格率は49%、7月は63%。さらに再受験は初めての受験より低く、昨年2月の場合、初受験者の64%に対し、再受験は34%だった。今回の結果は4月下旬ごろにも発表予定。小室さんが弁護士資格を取得できなければ、一般的には仕事やビザを含め、眞子さんとの生活設計に何らかの影響が出てもおかしくない状況だけに、再挑戦の行方が注目される。