3日午前9時40分ごろ、熊本県天草市御所浦町の港で運航会社「共同フェリー」から「フェリーごしょうら=132トン」が本郷浮桟橋に衝突したと熊本海上保安部に通報があった。

海上保安部の関係者によると、乗客68人と乗員3人にけがはなかった。車20台を含む積荷などに異常はなく、海への油の流出も確認されていないという。

午前8時50分ごろ、フェリーは着岸時に船首右側を約30センチ、桟橋の柱に擦った。フェリーの船長は海上保安部の聞き取りに対し、「速力を止めるためのクラッチが入らなかった」「入港前に後進確認を実施し、異常なく作動することを確認していた」「正面衝突を避けるために左にかじを切った」などと話しているという。海上保安部は機械的な事故によるものとみており、共同フェリーは原因を調査している。

現場の海域は晴れで、南東の風が1~2メートル。波のうねりはなかったという。