日本維新の会の岬麻紀衆院議員が2019年参院選(落選)の選挙公報に記載した私立大「非常勤講師」の肩書が虚偽であったとして公選法違反の疑いで刑事告発された問題で17日、野党から批判が相次いだ。

国民民主党の玉木雄一郎代表は「1回、2回数時間講演して非常勤講師と呼べない。維新さんらしくないと思う。当然(議員を)辞めるべきだと思っていました。法律に抵触する可能性もあると思う」などと対応を厳しく批判した。

立憲民主党の西村智奈美幹事長も「意図があって詐称ということと、意図がなくて詐称ということとあまり違わない。ご自身の進退はご自身で判断をされるべき。辞職をするというのが適当ではないか」と勧告した。岬氏は議員報酬1カ月分を寄付する意向を示し、日本維新の会の藤田文武幹事長は口頭での厳重注意に留めている。【大上悟】