国民民主党の玉木雄一郎代表は19日の定例会見で、2016年に「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を母体とする「世界日報」の元社長から、民進党時代の2016年に玉木氏個人が計3万円の寄付を受けていたことを明らかにした。玉木氏は「元社長さんから2万円と1万円の寄付を受けていた。法令に基づいて適正に処理され、公開もされている」などとした上で「旧統一教会関連団体との関係やイベント等への出席の過去もありませんし、予定もありません。現時点では特段、返還は考えておりません」とした。

また20年に「世界日報」のインタビュー取材を受けたことに関しては「都合がつく限り、あらゆるメディアの取材を原則受ける。我々としての主張を申し上げただけ」と説明し、「今後は取材対応についても慎重に対応したい。今の時点で(取材を)受けることは差し控えたい」とした。

安倍晋三元首相の銃撃事件で、殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の寄付をして「家庭が崩壊した」などと供述している。