自民党から参院選比例代表に出馬、初当選した漫画家の赤松健参院議員(54)が3日、臨時国会が召集された国会に初登院した。

個人名票約53万票での比例トップ当選に「漫画家初の国会議員として珍しい存在。漫画、アニメ、ゲームを伸ばしていく期待をヒシヒシと感じています。一番やりたいのは漫画外交です」と意気込んだ。「フランスとかに行きたいですよね。フランスは漫画が大好きなんですよ。英国や米国もそうなんですけれどね。漫画の力で世界平和を実現したい」。漫画家としての活動も「まずは(議員)バッジの知識など豆知識から漫画にしていきたい。若い人に漫画をきっかけに政治に参加していただきたい」と願った。

自民党を含む政治と宗教の関係が問題となっている。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係などについて「問題を起こしている団体と政治家は関係してはいけないと思います。私は関係していない。支持団体もなく派閥にも入っていません。表現の自由を守るには無派閥でいかないと厳しい」と述べた。