ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使が7日、ツイッターを更新。同国がロシアによる軍事侵攻を受けてから14年を迎え、「未だに家に帰れない人たちが、家に帰れるまで戦います」と決意をつづった。

ティムラズ大使は「本日8月7日でロシアが、ジョージアに対して残虐な軍事侵攻をおこなってからちょうど14年を迎えます」と書き出し、「まず、それは力による現状変更を試みる一目瞭然な違反であります。国際法で認められた主権・領土を無下にした無責任な行為です。ロシア側からは、人権を侵害する姿勢も顕著に現れました」と非難。「何より、それらの行為は14年経った今も恒常的に続いております」と、現在もジョージアの20%が占領され続けており、さらに被占領地は徐々に広がっているという現状を訴えた。

続けて「ロシアによる蛮行は2008年のジョージアにはじまり、その時点で抑止ができなかったことで、そのままエスカレートしております。ロシアによるウクライナ侵略も『点』ではなく、これまでの経緯に連なる『線』と多方面にまたがる『面』に広がっていると言えます」と、同じく侵攻を受けるウクライナとの共通点を指摘した。

「現在、ロシアの違反は多方面に広がり国際的に混乱を招いていることは言うまでもありません。しかし、今は多くの国が結束し始めていることも事実です。2008年8月7日とジョージアの過去に関して、多くの方の認識が大切です。それが争いを解決し、国際秩序を保つためにつながるからです」と、大使。「未だに家に帰れない人たちが、家に帰れるまで戦います。自由と民主主義を必ず守ります。ロシアとの戦争で破れてしまった尊崇なる英霊の気持ちを忘れません」とつづった。