自民党の政調会長に就任した萩生田光一前経産相は10日、党本部で茂木敏充幹事長、遠藤利明総務会長、森山裕選対委員長との党4役による会見に臨み、「総裁(岸田首相)にならって『聞く力』を発揮して、時には『聞かない力』も発揮しながら、とりまとめをしっかりして、方向性を決めていく」と抱負を語った。

憲法改正など、党内でも議論が分かれる政策課題について問われ「わが党は議論が時に侃々諤々(かんかんがくがく)ありますけど、最後は方針を取りまとめるというのが伝統」とし「伝統を引き継いだ政務調査会長として、皆さんの意見をしっかり聞く」と語った。

その上で「総裁(岸田首相)にならって『聞く力』を発揮して、時には『聞かない力』も発揮しながらとりまとめをしっかりして、方向性を決めていく。結果を出すことに全力を尽くす」と述べた。自身の強みについては「胆力があるという点では自分でも思っております。しっかり我慢して、仕事に没頭して参りたい」と話した。

萩生田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係団体のイベントに出席したことを公表しており、「今後は一線を画すと決めた」とした。