自民党役員人事で政調会長に就いた萩生田光一氏(58)は10日、就任直後の会見で「自身の強み」を問われて持論を展開した。

「わが党は議論は侃々諤々(かんかんがくがく)ありますけど、しかしながら最後は方針をとりまとめるというのが伝統」としながら「総裁(岸田首相)にならって『聞く力』を発揮して、時には『聞かない力』も発揮しながら取りまとめをしっかりして、方向性を決めていく」と返答した。

さらに「私の強みがあるとは思いせんけど」と話し「胆力があるという点では自分でも思っております」と述べた。

このやりとりの中で「聞かない力」とういう発言がインターネット上で取りざたされ、SNSなどでは批判が続出した。「身近な感じしてるけど、胆力あるというのはずうずうしいと言う意味なのかな?」「ずっと聞いてる振りじゃん」「都合の悪い事は聞かないという事ですか。使ってはいけない言葉を言ってしまいましたね」「国民(特に低所得者、個人事業主、フリーランス)には『聞かない力』発揮しとるがな」「上からの意見は聞くけど、下からの意見は聞かないの間違いだろ」などの意見が書き連ねられた。