将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が初参加する第81期順位戦A級3回戦、糸谷哲郎八段(33)戦が12日、名古屋市の名古屋駅前に建つ複合商業施設「ミッドランドスクエア」25階に新設された名古屋将棋対局場で始まった。
先後は事前に決まっており、先手の藤井はいつものようにお茶を一口飲み、心を落ち着かせてから2六歩と飛車先を突いた。糸谷は角道を開けた。
藤井はA級1回戦の佐藤康光九段戦で白星スタートしたが、2回戦の菅井戦で惜敗し、1勝1敗。元竜王の糸谷も1敗1敗。過去の両者の対戦成績は藤井の5戦5勝。
順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。
今期、藤井が挑戦権を獲得し、来年4~6月に開催予定の名人戦で渡辺名人から名人位を奪取すれば、谷川浩司17世永世名人が83年6月に達成した21歳2カ月の史上最年少名人獲得記録を更新する。
持ち時間は各6時間。12日夜には決着の見込み。

