31日のハロウィーンを前に東京・渋谷では29日、多くの人が集まり、漫画やアニメの仮装する外国人や若者の姿が見られた。

新型コロナ禍の行動制限や水際対策が緩和され、3年ぶりに自粛要請のないハロウィーンとなった。渋谷のハロウィーンを巡っては18年に、軽トラックが横倒しにされる事件が起きるなど、相次ぐトラブルが問題視されていた。

午後9時ごろの渋谷センター街では人とすれ違う際に肩がぶつかるほど混雑した。警視庁の「DJポリス」なども出動し、歩行者の誘導をしていた。東京・世田谷から来た女子大学生(20)は「魔女」の仮装をした。直近の2年は自粛をしていたといい「一度でいいから来てみたかった。終電まで楽しんで帰ります」。「警官風」のコスプレをした女子大学生(22)は「マスクは外さないように気をつけています」と話した。

渋谷センター街には、7月の参院選比例代表に出馬し落選した政治団体「ごぼうの党」の代表で会社経営の奥野卓志氏も姿を見せ、通行人らと記念撮影を行うなどしていた。