将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)の準決勝、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)対稲葉陽八段(34)戦が6日、名古屋市内で始まった。4年連続4度目の出場となる藤井、4年ぶり2度目の出場となる稲葉は、ともに初優勝を目指す。

持ち時間が各10分の超早指し棋戦。振り駒の結果、歩が3枚出て藤井が先手に決まった。藤井は2六歩、稲葉は8四歩とお互いに飛車先の歩を突いてスタートした。戦型は角換わり。

対局開始前のステージで藤井は「公開対局なので、最後まで楽しんでいただけるような熱戦にできればと思っています」と意気込んだ。稲葉は「藤井さんという大変な強敵ですが、私自身の力を出し切りたい」と力強く語った。

昨年も地元・名古屋での公開対局となった準決勝で藤井は永瀬拓矢王座を破り、初の決勝進出した。2年連続で地元白星を挙げ、弾みをつけたい。

今回、タイトルホルダーの藤井は2回戦から登場し、羽生善治九段を破り、JT杯2年連続の4強入りを果たした。藤井は4年連続4回目の出場となる。両者の対戦成績は藤井の4勝2敗。

JT杯はタイトルホルダーと賞金ランキング上位者の計12人による勝ち抜き戦。優勝賞金500万円、準優勝150万円。

持ち時間は10分、使い切ったら1手30秒未満。ただし、1分単位で合計5回の考慮時間がある早指し戦。 勝者は、斎藤慎太郎八段と20日の決勝で対戦する。