サッカー日本代表のエンブレムと同じ3本足の八咫烏(やたがらす)を社紋とする横浜市の師岡熊野神社に、日本代表の必勝を祈願する巨大絵馬が設置され、ファンが熱いメッセージを書き込んでいる。クロアチア戦を直前に控えた4日はベスト8進出を願う人が訪れ、「ブラボー!をまた言えますように」「頑張れフロンターレ戦士たち」などのメッセージが見られた。

同神社は02年日韓大会以降、W杯のたびにこの絵馬を境内に設置。日本サッカー協会公認のエンブレムとマスコットをあしらった「サッカー御守」(800円)も販売し、サッカーの必勝祈願の地として名高い。

日本代表の快進撃で、絵馬のメッセージは日を追うごとに増加。この日、祈願に訪れた横浜市の30代の夫婦は「ボールに向かってガツガツ行く選手の姿勢を見ていると、応援したくなる。クロアチアに負けるなんて思っていません」。横浜市の40代女性は「クロアチア戦は、アビスパ時代から応援する富安選手にスタメンで頑張って欲しい」と話し、大吉のおみくじと絵馬をスマホでパチリ。横浜市の70代男性は「二度あることは三度ある。2得点の堂安選手に点を取ってほしい」と話した。ベスト8進出への期待は、すでにマックスだ。【中山知子】