ローカル列車を紹介する「ぶらり鉄道」の第5回は、北海道・札沼線。愛称が学園都市線として親しまれている。札幌から数分で広大な雪景色が広がり、出発から終点まで約44分の“小旅行”が楽しめる。

札幌市の桑園駅から当別町の北海道医療大学駅まで、全車が普通列車。路線の起点である桑園駅を始終着とする列車はなく、1駅先の札幌が始終着駅となる。

2020年5月、北海道医療大学駅から新十津川駅間が廃止された。最長で桑園駅から石狩沼田駅まであった111・4キロの路線も、現在は28・9キロ。JR北海道としては最短の営業路線となる。

2022年3月、北海道で20年ぶりとなる新駅「ロイズタウン駅」が開業した。路線には北海道医療大のほか、あいの里教育大もあり、通勤や通学客が多く利用している。【撮影と文・黒川智章】

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