立憲民主党の泉健太代表8日、千葉・JR市川駅前で演説後、同党を離党して4月の岐阜県議選多治見市選挙区(定数2)に自民党推薦で出馬する意向を固めた今井瑠々(るる)氏を、「応援してくださった多くの党員、サポーターズ、後援者のみなさまに申し訳ない気持ち。こういう行為は許されない」と非難した。

今井氏は2021年の衆院選岐阜5区に立民から全国最年少の25歳で出馬(落選)し、次期衆院選へ向けて同党の岐阜5区支部長として活動していた。泉氏は「昨年の秋ぐらいから(自民党側と)接触をしていた報道もされている。党本部としては大変、期待をかけて資金的にも毎月、支援をしていた。そういう中で他党と接触をして道を敷こうとしていたのであれば、これは背信行為」などと重ねて批判した。

泉氏は今井氏に対して事実関係を確認したところ、今井氏は「報道された通り」と認め、「それであれば、処分は当然、仕方がないものと思ってもらわなくてはならない」と伝えたという。泉氏は「一般論として党に対する反党行為。政治の道からも外れた行為」と厳しい処分を下すとした。