2023年は、どんな年になるのでしょうか。7月には、さまざまなアーティストのコンサートなどが開かれ、多くの人の思い出が詰まっている東京都中野区の中野サンプラザが、閉館します。

1973年6月1日の開業以来、約2000人収容のホールでは多くのアーティストらのコンサートが開かれ、成人式などさまざまな行事でも親しまれてきましたが、大小の三角形を組み合わせたような独特の建物は、再開発などのために解体され、50年の歴史に幕を下ろします。跡地には約7000人収容のホール、ホテル、オフィスなどの大型複合施設「NAKANOサンプラザシティ」(仮称)が28年度に竣工予定です。

中野サンプラザによると、閉館発表以来、長年縁のあるアーティストらから最後にコンサートをしたいなどの連絡があるそう。さよならコンサートなども検討されています。

もう1度見ておきたいと再訪する一般の人も増え、開業50周年記念ガチャとして、建物の形の立体けしごむ、キーホルダーなどのカプセルトイを発売したところ、計2万個が完売し、第3弾も4月上旬に発売予定。ホール座席と同じ生地を使用したオリジナル・ペンケースの制作も、企画しているそうです。