日本将棋連盟は9日、中田宏樹八段が7日に死去したと発表した。58歳。同連盟は1日に病気療養のため、3月31日まで休場することを発表していた。葬儀・告別式は2月23日、東京都町田市原町田6の21の28、浄運寺会館で。喪主は母マエ子さん。

東京都武蔵野市出身。桜井昇九段門下。1985年にプロ入りし、86年度は羽生善治九段と並び勝率1位を記録した。王位戦で挑戦者になった実績がある。今期は順位戦でB級2組に在籍し、2連勝スタートしたが、体調不良で不戦敗が続いていた。

対局中はポーカーフェースで淡々と鋭い攻めを繰り出すことから「デビル」の異名を持った。葬儀は2月23日に執り行われる。