将棋の最年少5冠、藤井聡太王将(竜王・王位・叡王・棋聖=20)が羽生善治九段(52)の挑戦を受ける、第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第5局が25日、島根県大田市「さんべ荘」で始まり、午後12時30分になり、昼食休憩に入った。ここまでの藤井の消費時間は1時間42分、羽生は1時間24分。戦型は後手の羽生の得意の「横歩取り」に誘導した。初日から互いに1歩も引かない攻防戦を繰り広げている。

藤井の勝負メシは「大田の大あなご重」。大田市は全国でも有数のあなごの漁獲量を誇る。肉厚のあなごが使用され、ボリューム感はたっぷりだ。

羽生は「そば三昧」を注文。三瓶山で栽培されるそばを使った「三瓶そば」は有名で、天ぷらがセットでついている。

対局は持ち時間は各8時間の2日制。1日目は昼食休憩をはさみ、夕方に封じ手をする。2日目は25日午前9時に再開する。