将棋の最年少5冠、藤井聡太王将(王位・叡王・王将・棋聖=20)が羽生善治九段(52)の挑戦を受ける、第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第5局が26日、島根県大田市「さんべ荘」で再開し、午後0時30分に昼食休憩に入った。ここまでの藤井の消費時間は5時間21分、羽生は5時間34分。戦型は後手の羽生の得意の「横歩取り」に誘導した。戦いは終盤戦に入り、藤井が優勢を築いている。

藤井の勝負メシは「おおち山くじら猪肉そば」を注文。山鯨はイノシシの肉の別名。香ばしく焼いたイノシシの肉と三瓶そばのハーモニーが絶妙な一品だ。

羽生は「三瓶産コシヒカリわさび飯」。わさび飯は三瓶そばと天ぷらがセットになっている。

対局は持ち時間は各8時間の2日制。午後には決着する見込み。